2023/11/01活用事例

Moodle(ムードル)活用事例Vol.3|DX時代の学生サポートを目指す大学様「eポートフォリオとMoodleの連動は、就活支援力向上・作業効率UP・低コストの一石三鳥!導入して大正解」

eラーニングシステム「Moodle(ムードル)」は、様々な業界で導入されているLMSです。「Moodle(ムードル)」は実際どのように活用されているのか、また導入したことで現場がどのように変わったのかについてご紹介します。


【今回ご紹介する内容】
「Moodle(ムードル)」とeポートフォリオを連携したい大学様



(1)eラーニングシステムを導入することになった背景


「オンライン教育環境の整備と共にeポートフォリオを連動させ、教務作業の効率アップと就職支援の更なる強化を図りたい」というご要望でお問合せを頂戴しました。

eポートフォリオとは、通知表と少し似ていますが、もっと幅広く「学習履歴をインターネット上に記録し、蓄積していくシステム」です。 学生が「獲得したいスキル」「目標」「振り返り」「授業以外の活動の記録」などを入力すると、それらを一覧としてグラフや数値で見える化できます。 

eポートフォリオと「Moodle(ムードル)」の連動は、LMSでの学生の学習活動を自動的に、随時eポートフォリオに蓄積していくことを可能にします。 この連携によって、教務作業の効率向上と、綿密な学習記録の蓄積が実現できるため、これまで以上に学生個人に寄り添った「教育指導」と「就職支援」などに繋げることが可能となります。

イオマガジンでは今回のご要望を受け、「Moodle(ムードル)」と連携させることができる、大学専用のeポートフォリオをゼロから開発することをご提案しました。

[ご要望]
・eラーニング環境を整備し、就職支援にも活用できる eポートフォリオと連動させたい 
・「Moodle(ムードル)」学習データをeポートフォリオに取り込み、各学生たちの4年間の学習履歴として蓄積したい​


(2)提供ソリューションと活用内容


・「Moodle(ムードル)」とeポートフォリオシステムを連携
eラーニングシステム「Moodle(ムードル)」で完了した課題や学習の活動履歴が、eポートフォリオに蓄積されていくように連携。さらに、教員がフィードバックした成績表やコメントなども、蓄積・グラフ化する機能も搭載しました。ご利用中の既存教務システムのデータを中心に据え、「Moodle(ムードル)」とeポートフォリオシステムにそのデータを取り込む形で実現しています。

・モバイルファーストのインターフェースを実現
モバイル表示の最適化を行った「Moodle(ムードル)」と、モバイルファーストのインターフェースを実現したeポートフォリオを新たに開発、構築しました。

・技術支援と運用支援
eラーニングシステム(LMS)を運用する際に戸惑いやすい不明点や不具合などについて全面的にサポート。また、新機能や新画面を追加したい、といった技術的なカスタマイズ支援も継続的に実施しています。


(3)イオマガジンに決めた理由は?


「Moodle(ムードル)」の構築・サポートをイオマガジンに決めた理由については、「eポートフォリオと教務システムとの連携が前提条件であっても、全体的な動線を含めた設計を行い、eポートフォリオのスクラッチ開発を提案してくれた」という点を挙げていただきました。

詳細は以下の通りとなります。


・細かい要望もヒアリングしていただき、私たちの大学専用のeポートフォリオをゼロから開発していただけた

・教務システムデータとの連携が前提条件の中、「Moodle(ムードル)」とeポートフォリオシステムを使いやすく設計するというご提案をいただいた  

・各システム内のコース情報は自ずと同じものになる設計にし、「Moodle(ムードル)」の自由度を向上させ、eポートフォリオシステムも自由に使える設計を考えてくれた


(4)導入後のお客様の反応


・教務システムから取り込んだコースデータ、教師データ、学生データを、「Moodle(ムードル)」とeポートフォリオすべてに同じデータを反映できるため、教務課でのコース作成に要する手間が減りました。このお陰で教員もコースでの授業内容や学生指導に集中できるようになりました

・eポートフォリオは「データで残る通信簿」と言えます。教員視点からのメリットは、口頭だけの指導でなく、テキストでも残る形で指導可能な利便性です。学生視点でのメリットは、自分の過去の実態をデータ形式で就活にも活かせること。更にこれらを低コストで実現できる点を含めると、正に一石三鳥と言えます

・入学時からの活動実績がeポートフォリオに蓄積されるため、勉強の振り返りを行いやすく、初心を大事にして大学生活を送る学生たちが増えました

・「Moodle(ムードル)」でのeラーニング授業は主に「反転学習」のために活用し、学内でのディスカッションや実習に重きを置く教育を実践しています  

・技術サポートや使い方サポート以外ではコストがかからないため、コストパフォーマンスが非常に高い状態で運営できています


(5)システム導入後の変化


教務システム、「Moodle(ムードル)」、eポートフォリオをスムーズに使えるよう連携させたことで、教務科を中心に全体的な作業効率が向上しました。 さらに、大学生活での活動実績の見える化と蓄積をeポートフォリオで実現したことで、自学自習を主体的に進める学生が増えたとのこと。就職支援強化という当初の目的においても、足りない経験やスキルを学生自身が具体的に認識することでとても対策を取りやすくなった、とのご報告をいただきました。

[大学教育] 
・運営コスト:費用対効果は充分で大満足
・担当者の手間:大幅な削減を成功​

[就職支援] 
・eポートフォリオによって、足りないスキルや経験の見える化を実現
・​主体的に学生自身が対策を行うようになった


(6)おわりに


今回の事例のように「Moodle(ムードル)」とeポートフォリオを連携させることで、作業効率が上がり、教育や就職支援においてもデータベースを活用して新しい学生指導の実現も可能となります。また、これまでの学生個々人の活動実績を見える化すると、学生たちの自信やモチベーションにもつながります。

イオマガジンではお客様のご要望を実現するために、個別カスタマイズも承っています。「こんな風にしたい」「こんな機能がほしい」という率直なご意見など、ご遠慮なくご相談ください。


本サービスへご興味をお持ちになった方は、以下連絡先までお気軽にお問合せください。お待ちしております。

■「Moodle(ムードル)」とは?

eラーニングプラットフォーム「Moodle(ムードル)」は、現在、世界で4.0億人が利用しているeラーニングシステムです。レスポンシブデザイン採用のため、PCやタブレット、スマホなど、デバイスを選ばずに使えるマルチプラットフォーム型になっています。無償で配布されるアプリ(iPhone、アンドロイド)をご利用いただければ、通信環境がないところでも学習可能です。
配信コンテンツは、テキスト・PDF・動画・HTML5・SCORMなどにも対応。テストも、○×式・4択式・記述式・穴埋め式など、多彩な形式に対応しています。
大学や病院、大企業を中心に日本での導入実績も多く、使いやすいと評判のオンライン学習システムです。

■「Moodle(ムードル)日本語マニュアル(対象バージョン:4.1)」の一部を無料公開中!

「Moodle(ムードル)」には正式な日本語マニュアルが存在しません。そのため、「この機能はどのように使うの?」というちょっとした疑問を解決するのも大変です。そこで、イオマガジンでは日本語のオリジナルマニュアルを作成しました。基本的な機能から応用編の便利機能まで、画像付きでわかりやすく解説しているので、この一冊があれば、スムーズに「Moodle(ムードル)」を使いこなすことが可能です。すべての解説を収録した完全版オリジナルマニュアルは、1年間ご契約いただいたお客様の特典としてご提供しています。

■イオマガジンとは?

イオマガジンは、スタンダード市場上場の「城南進学研究社」のグループ会社であり、また「Moodle(ムードル)」の正式パートナーです。日本の大学や病院、企業さまに対し、「Moodle(ムードル)」の構築・運用・カスタムなどをサポートしています。「何度でもチャレンジできるセカイを」をモットーにしながら、人生100年時代の大人の学び(リカレント教育)をサポートしています。

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