【サンプル】
イオマガジン版Tremaマニュアル 応用版 Ver. 3.00作成日 : 2023年2月28日
更新日 : 2023年2月28日
Moodleの対象バージョン : 4.1
対象テーマ : イオマガジン版 Trema
お使いのMoodleのバージョンは、「サイト管理」>「サーバ」>「動作環境」から確認できます。
目次
3. コースを作成する
3.1. コースおよびコースカテゴリを管理する
ユーザーが実際に学習するのがコースです。 コースに教材(リソース)を追加したり、活動を追加したりできます。
各コースはコースカテゴリに紐づけられ、コースカテゴリを利用してコースを分類することができます。コースカテゴリ同士を親子関係にすることも可能です。
「管理メニュー」ブロックにある「コース登録」をクリックして、「コースおよびカテゴリ管理」のページを表示させます。
「コースカテゴリおよびコースを管理する」画面の左側は、コースカテゴリの管理メニューで、作成されたコースカテゴリが表示されます。右側はコースの管理メニューで、選択されているコースカテゴリに紐づいているコースが表示されます。コースの順番はサイトホームの「マイコース」に反映されます。
① | コースカテゴリに直接紐づいているコースの数です。 |
② | カテゴリを並び替えます。 |
③ 選択したカテゴリを移動する | トップや親カテゴリの下などにカテゴリを移動します。 |
④ | 選択されているコースカテゴリが表示されます。 該当するコースカテゴリに登録されているコースが下に表示されます。 |
⑤ 移動 | コースを上下にドラッグして移動します。 コースは同じ順番でフロントページに表示されます。 |
⑥ 編集 | コースの設定を編集します。 |
⑦ コースをコピーする | コースのコピーを作成します。 |
⑧ 削除 | コースを削除します。 |
⑨ 表示/非表示 | コースの可視性を変更します。コースが非表示に設定された場合、生徒やゲストからは見えません。 |
⑩ 上へ | コースを1つ上に移動します。 |
⑪ 下へ | コースを1つ下に移動します。 |
⑫ 選択したコースを移動する | 選択したコースを他のコースカテゴリに移動します。移動したいコースのチェックボックスをチェックし、プルダウンメニューから移動先のコースカテゴリを選択して「移動」をクリックすると、コースが移動されます。 |
3.2. コースカテゴリを作成する
「コースおよびカテゴリ管理」ページを開き(3.1.を参照)、「新しいカテゴリを作成する」をクリックします。
親カテゴリ:特定の親カテゴリに含ませたい場合、該当する親カテゴリを選択します。 親カテゴリに含ませない場合は「トップ」を選択します 。
カテゴリ名(必須)を入力します。
必要に応じて「カテゴリIDナンバー」や「説明」を入力します。
設定完了後、画面下部の「カテゴリを作成する」をクリックすると、新しいコースカテゴリが追加されます。
3.3. コースを作成する
「コースおよびカテゴリ管理」ページを開き(3.1.を参照)、コースカテゴリからコースを紐づけたいカテゴリ名をクリックして、「新しいコースを作成する」をクリックします。
「新しいコースを追加する」画面が表示されます。
長いコース名(必須):コースのタイトルを入力します。 コース画面に表示されるコース名です。
コース省略名(必須):コースの省略名を入力します。 サイトホームやナビゲーションに表示される短いコース名です。
コースカテゴリ:紐づけたいカテゴリを指定します。ない場合は「その他」を指定します。
可視性:「表示」に設定すると、開講日以降にユーザーに表示されます。「非表示」に設定すると、管理者にしか表示されません。
「開講日」や必要に応じて「コース終了日」を設定します。
コース概要:コースについての説明文です。記入した内容はサイトホームに表示されます。
コースイメージ:「ファイル」枠内に画像ファイルをドラッグ&ドロップすると、コースのサムネイル画像として設定できます。設定した画像はサイトホームに表示されます。
「▶ 完了トラッキング」を開きます。
「完了トラッキングを有効にする」と「活動完了コンディションを表示する」を「Yes」にするのをおすすめします。活動完了コンディションは、コースにあるそれぞれのコンテンツの「完了」や「やるべきこと」を表示します。
設定完了後、「保存して戻る」をクリックしてコースの作成を完了します。
3.4. アナウンスメントを活用する
新しいコースを作成すると、コースの最初に「アナウンスメント」という特殊な強制購読フォーラムが自動作成されます。
「アナウンスメント」は、コース管理者や教師が、コースの参加者全員にお知らせを送りたい場合に使用します。「アナウンスメント」に投稿すると、自動的にコース参加者全員にメールが送信されます。
「アナウンスメント」をクリックして新規投稿します。
「ディスカッショントピックを追加する」をクリックします。
「アナウンスメント」画面が表示されます。
件名(必須):アナウンスメントのタイトルを入力します。
メッセージ(必須):アナウンスメントの文面を入力します。
「高度」をクリックすると、期間限定表示やピン留め固定が設定できます。
「フォーラムに投稿する」をクリックします。
一番右端にある縦三点リーダーのアイコンをクリックすると、投稿に星を付けたり、ピン留めで一番上に固定できたりします。
「アナウンスメント」に投稿後には、コース参加者全員にメールで投稿が届きます。
新しいコースを作成しても、「アナウンスメント」が作成されない場合は、「コースデフォルト設定」を確認します。
サイト上部のナビゲーションメニューの「サイト管理」をクリックします。「コース」タブをクリックし、「コースデフォルト設定」をクリックします。
「コースデフォルト設定」画面が表示されます。
「アピアランス」の「アナウンスメントの表示件数」を「1」に設定します。
コースのアナウンスメントの表示件数を変更するには、「設定」をクリックして「コース設定を編集する」画面から、「アピアランス」の「アナウンスメントの表示件数」を変更します。
4. コースに活動・リソースを追加する
4.1. 活動またはリソースを追加する
コースにeラーニング用のコンテンツを追加するには、「活動またはリソースを追加する」画面を呼び出します。
画面トップの右端にある「編集モード」ボタンを右側にオンにします。
コンテンツを追加したい場所にある「活動またはリソースを追加する」をクリックします。
「活動またはリソースを追加する」画面が表示されます。
デフォルトでは、「すべて」「活動」「リソース」の3つのタブに分かれています。
右下のマークをクリックすると、そのアイテムについての説明が表示されます。
左下の「戻る」をクリックすれば、もとの画面に戻ることができます。
「活動」コンテンツには、「チャット」「フォーラム」「出欠」「小テスト」「課題」などのアイテムがあります。
「リソース」コンテンツには、「URL」「ファイル」「フォルダ」「ページ」などのアイテムがあります。
よく使う活動やリソースは、左下の☆アイコンをクリックして「星付き」タブにまとめることで、素早くアクセスすることができます。
活動またはリソースにアクセスできる学生や教師に、コンテンツの追加や変更をお知らせしたい場合には、「コンテンツ変更通知を送信する」にチェックを入れて保存します。
編集が終わったら、「編集モード」ボタンを左側にオフにします。
4.2. 動画ファイルを追加する
「マイコース」および「コース一覧」から、動画ファイルを追加したいコースを表示します。
画面トップの右端にある「編集モード」ボタンを右側にオンにします。
「活動またはリソースを追加する」をクリックします。
「リソース」タブの中の「ファイル」をクリックします。
「新しいファイルを追加する」画面が表示されるので、必要な項目を入力します。
名称(必須):動画ファイルの名称を入力します。
ファイルを選択する:「ファイル」枠内に動画ファイルをドラッグ&ドロップして追加します。
「▶ アピアランス」を開いて、「表示」から動画の表示方法を選択します。
自動 | 動画ファイルの場合は、埋め込み表示になります。 |
埋め込み | コース画面の中に動画が埋め込まれます。閲覧者は手動でフルスクリーン表示にできます。 |
強制的にダウンロードする | ダウンロードリンクが表示され、クリックすると動画がダウンロードされます。 |
オープン | 動画リンクが表示され、クリックすると動画が画面いっぱいに表示されます。コースに戻るにはブラウザの戻るボタンをクリックする必要があるので、おすすめしません。 |
ポップアップ | 動画リンクが表示され、クリックすると動画がポップアップウィンドウで表示されます。 |
「▶ 利用制限」から特定の条件を満たした場合のみ、アクセス可能に設定できます。
「アクセス制限」から「制限を追加する ...」をクリックします。
ここでは、別の活動を完了した学生のみにアクセスを許可するために、「活動完了」を選択します。
ここでは、「前の活動完了」が「完了マークされる必要」という選択で、一つ前のコンテンツの活動完了を条件にアクセスを許可します。
「制限を追加する ...」で複数の活動完了や条件を追加することもできます。
「利用制限」のアクセス制限に「活動完了」を利用すると、連続した動画ファイルを強制的に順番に見せることができます。
コースにある動画1~動画3を、視聴完了を条件に順番に見せたい場合には次のように設定します。
「編集モード」をオンにして、続けて見せたい動画の右にある「編集アイコン」をクリックし、「設定を編集する」をクリックします。
上記と同様に、「利用制限」のアクセス制限で「制限を追加する ...」をクリックし、「活動完了」を選択します。
動画2の場合は、活動完了の条件に、動画1を「完了マークされる必要」に、動画3の場合は、動画2を「完了マークされる必要」に選択します。
「▶ 活動完了」を開きます。
「完了トラッキング」で、「条件を満たした場合、活動完了を表示する」を選ぶことをおすすめします。選択すると「完了するには学生はこの活動を閲覧する必要があります。」にチェックが入ります。
この設定をすることで、学習履歴で動画を閲覧したユーザーのチェックボックスが埋まります。
「保存してコースに戻る」か、動画ファイルの表示を確認したい場合は「保存して表示する」をクリックします。
編集が終わったら、「編集モード」ボタンを左側にオフにします。
4.3. PPTファイルを追加する
PPT(PowerPoint)ファイルをコースに置いて、ユーザーにダウンロードして閲覧してもらうことができます。
「マイコース」および「コース一覧」から、PPTファイルを追加したいコースを表示します。
画面トップの右端にある「編集モード」ボタンを右側にオンにします。
「活動またはリソースを追加する」をクリックします。
「リソース」タブの中の「ファイル」をクリックします。
「新しいファイルを追加する」画面が表示されるので、必要な項目を入力します。
名称(必須):PPTファイルの名称を入力します。
ファイルを選択する:「ファイル」枠内にPPTファイルをドラッグ&ドロップして追加します。
PPTファイルの場合、ユーザーはダウンロード利用のみが可能となるので、「▶ アピアランス」の「表示」の設定は、デフォルトの「自動」のままでかまいません。
「▶ 利用制限」から特定の条件を満たした場合のみ、アクセス可能に設定できます。
「アクセス制限」から「制限を追加する ...」をクリックします。
ここでは、別の活動を完了した学生のみにアクセスを許可するために、「活動完了」を選択します。
ここでは、「前の活動完了」が「完了マークされる必要」という選択で、一つ前のコンテンツの活動完了を条件にアクセスを許可します。
「制限を追加する ...」で複数の活動完了や条件を追加することもできます。
「▶ 活動完了」を開きます。
「完了トラッキング」で、「条件を満たした場合、活動完了を表示する」を選ぶことをおすすめします。選択すると「完了するには学生はこの活動を閲覧する必要があります。」にチェックが入ります。この設定をすることで、学習履歴でPPTをダウンロードしたユーザーのチェックボックスが埋まります。
「保存してコースに戻る」をクリックします。
編集が終わったら、「編集モード」ボタンを左側にオフにします。
PPT(PowerPoint)をMP4にエクスポートして、動画ファイルとしてコースに追加する方法もあります。以下は、PPT(PowerPoint)の2016/2019版の手順です。
お使いのPCでPPTファイルを開き、メニューから「エクスポート」を選択します。
「ビデオの作成」をクリックします。
ファイルサイズと画質の選択では、基本は「HD(720 p)」で、資料の内容などを詳細に映したい場合は「フルHD(1080 p)」を選ぶのがおすすめです。
「各スライドの所要時間 (秒):」を設定します。
「ビデオの作成」をクリックしてMP4ファイルをダウンロードします。
『4.2. 動画ファイルを追加する』と同様のやり方で、PPT動画ファイルをコース上にアップロードします。
4.4. ライブ授業で出欠を取る
ビデオミーティングを利用したライブ授業を告知して、QRコードで出欠を取ることができます。
「マイコース」および「コース一覧」から、ライブ授業の告知を追加したいコースを表示します。
画面トップの右端にある「編集モード」ボタンを右側にオンにします。
「活動またはリソースを追加する」をクリックします。
「活動」タブの中の「出欠」をクリックします。
新しい出欠の追加画面が表示されるので、必要な項目を入力します。
名称(必須):ライブ授業の名称を入力します。
説明:ライブ授業のURL、ミーティングIDやルールを記入し、「コースページに説明を表示する」にチェックを入れます。
ライブ授業の追加をコースの参加者へお知らせしたい場合には、「コンテンツ変更通知を送信する」にチェックを入れます。
「保存して表示する」をクリックします。
「ライブ講義」画面が表示されます。
開講時期を選んで「セッションを追加する」をクリックします。
「セッションを追加する」タブが表示されます。
セッション(ライブ授業)を行う日付と時間を設定します。
学生記録:「学生に自分の出欠の記録を許可する」にチェックを入れます。これにより学生パスワードとそのQRコードが自動生成されます。
設定が完了したら「追加」をクリックします。
「コースの出欠」の下部にセッションが追加されました。
受講生はアクセス先URLをクリックして、ライブ授業に参加できます。
セッションの「操作」の左に黒いQRアイコンが表示されます。
受講生はセッション(ライブ授業)参加時に、ここをクリックして、表示されたQRコードを使って自分で出席登録します。設定された時間のみ出席登録が可能なので、不正行為を防止できます。
4.5. フォルダを追加する
コースに複数の資料やファイルが入ったフォルダを設置すれば、教材をまとめて共有することができて便利です。
「マイコース」および「コース一覧」から、フォルダを追加したいコースを表示します。
画面トップの右端にある「編集モード」ボタンを右側にオンにします。
「活動またはリソースを追加する」をクリックします。
「リソース」タブの中の「フォルダ」をクリックします。
新しいフォルダの追加画面が表示されるので、必要な項目を入力します。
名称(必須):フォルダの名前を入力します。
説明:フォルダの説明文を入力して、「コースページに説明を表示する」にチェックを入れます。
ファイル:枠内にフォルダに入れたい、複数のファイルをドラッグ&ドロップして追加します。
フォルダコンテンツを表示する:ここでは「別ページに表示する」ではなく、「コースページにインライン表示する」を選択します。
サブフォルダを展開表示する:チェックを入れてサブフォルダをデフォルトで展開表示します。
ダウンロードフォルダボタンを表示する:チェックを入れてフォルダのコンテンツをZIPファイルとしてダウンロードできるボタンを表示します。
教員用共有フォルダとして使用する場合などは、「▼モジュール共通設定」の「利用」から、「コースページに表示する」の代わりに「学生から隠す」を選ぶことができます。
設定が完了したら、「保存して表示する」をクリックします。
コースにフォルダが追加され、フォルダの中身が展開表示されています。
「ファイルをダウンロードする」をクリックすると、フォルダのデータをZIPファイルとしてダウンロードできます。
編集が終わったら、「編集モード」ボタンを左側にオフにします。
4.6. ページを追加する
ページを使えば、画像や動画、見出しやリストを含んだブログのような教材が作成できます。
「マイコース」および「コース一覧」から、ページを追加したいコースを表示します。
画面トップの右端にある「編集モード」ボタンを右側にオンにします。
「活動またはリソースを追加する」をクリックします。
「リソース」タブの中の「ページ」をクリックします。
新しいページの追加画面が表示されるので、必要な項目を入力します。
名称(必須):ページの名前を入力します。
ページコンテンツ(必須):テキストエディタを使用してコンテンツを作成します。
ツールバーには、Wordと同様の見出しやリンク、画像や動画などのツールがあります。
一番左のアイコンをクリックするとツールバーが拡張し、より多くのツールが表示されます。
課題の設定が完了したら、「保存してコースに戻る」か、ページの表示を確認したい場合は「保存して表示する」をクリックします。
コースにページが追加されました。
編集が終わったら、「編集モード」ボタンを左側にオフにします。
4.7. H5Pコンテンツを追加する
H5P(HTML5パッケージ)のインタラクティブなリッチコンテンツを、コースに追加することができます。H5Pのユーザー体験型のコンテンツを利用すれば、eラーニングの学習体験をより効果的で楽しいものにできるでしょう。
H5P日本語コミュニティ(h5p.jp)の『実例とダウンロード』ページには、様々なH5Pコンテンツのサンプルが掲載されています。ご自身のeラーニングコースに使えそうなものを探求してみましょう。
4.7.1. H5Pコンテンツを作成する
H5Pコンテンツを利用するには、最初に「コンテンツバンク」でコースに使う予定のH5Pコンテンツを作成します。
コース画面でメニューの「さらに」をクリックし、「コンテンツバンク」をクリックします。
「コンテンツバンク」が表示されます。
「追加」をクリックします。今回は例として、PowerPointのような「コースプレゼンテーション (Course Presentation)」を作成してみます。
H5Pコンテンツの「タイトル」(必須)を入力します。
ツールバーのテキスト、画像、シェイプ、ビデオなどのツールを使って完成させ、スライドを追加していきます。
すべてのスライドが完成したら、「保存」をクリックします。
4.7.2. コースにH5Pコンテンツを追加する
コースにコンテンツバンクで作成したH5Pコンテンツを追加してみましょう。
画面トップの右端にある「編集モード」ボタンを右側にオンにします。
「活動またはリソースを追加する」をクリックします。
「活動」タブの中の「H5P」をクリックします。
「新しいH5Pを追加する」画面が表示されます。H5Pコースプレゼンテーションを追加してみます。
「名称」(必須)にH5Pコンテンツの名称を入力します。
「H5Pオプション」:必要に応じて「ダウンロードを許可する」などにチェックを入れます。
「パッケージファイル」の枠内をクリックします。
「ファイルピッカ」で「コンテンツバンク」を選びます。
リスト表示に切り替えて、「コースプレゼンテーション」H5Pファイルをクリックします。
H5Pコンテンツ選択画面で、挿入モードを選びます。
ファイルのコピーではなく、「ファイルにリンクする」を選べば、「コンテンツバンク」で修正した場合に変更が反映されるので便利です。
「このファイルを選択する」をクリックします。
必要に応じて「活動完了」の項目を設定します。
設定が完了したら、「保存して表示する」をクリックします。
5. コースに小テストを追加する
5.1. 小テストを作成する
「マイコース」および「コース一覧」から、小テストを追加したいコースを表示します。
画面トップの右端にある「編集モード」ボタンを右側にオンにします。
「活動またはリソースを追加する」をクリックします。
「活動」タブの中の「小テスト」をクリックします。
「新しい小テストを追加する」画面が表示されるので、必要な項目を入力します。
名称(必須):小テストの名称を入力します。
▼タイミング
制限時間 : 小テストに設定したい制限時間です。「Yes」にチェックを入れると入力できます。
▼評点
合格点 : 小テストに設定したい合格点です。設定可能な最大値は10点です。
受験可能回数:小テストを受験できる回数です。
▼レイアウト
新しいページ : 1ページに何問表示するかの設定です。
▼問題の挙動
問題内部をシャッフルする : 「Yes」で選択肢等をランダムにします。デフォルトは「Yes」です。
「▶ 利用制限」から特定の条件を満たした場合のみ、アクセス可能に設定できます。
「アクセス制限」から「制限を追加する ...」をクリックします。
ここでは、別の活動を完了した学生のみにアクセスを許可するために、「活動完了」を選択します。
ここでは、「前の活動完了」が「完了マークされる必要」という選択で、一つ前のコンテンツの活動完了を条件にアクセスを許可します。
「制限を追加する ...」で複数の活動完了や条件を追加することもできます。
「▶ 活動完了」を開きます。
「完了トラッキング」で、「条件を満たした場合、活動完了を表示する」を選ぶことをおすすめします。この設定をすることで、学習履歴で小テストを完了したユーザーのチェックボックスが埋まります。
「閲覧を必要とする」で、「完了するには学生はこの活動を閲覧する必要があります。」にチェックを入れます。
「評定を必要とする」で、「この活動を完了するには学生が評定される必要があります。」にチェックを入れると、学生が評定された時点で活動が完了したとみなされます。活動の合格点が設定された場合、合格および不合格アイコンが表示されます。
「合格点を必要とする」で、必要に応じて「合格点を必要とする」、「または利用可能な受験すべてが完了した場合」にチェックを入れます
「期待される完了日」を必要に応じて設定します。
設定が完了したら、「保存してコースに戻る」か、小テストの表示を確認したい場合「保存して表示する」をクリックします。
5.2. CSVで多肢選択問題を作成する
あらかじめ多肢選択問題をつくって、CSVファイルでアップロードすることもできます。
ここでは例として4択問題を作成してみます。
4択問題のCSVフォーマットはこのようになります。
questionname,questiontext,A,B,C,D,Answer 1,Answer 2
という項目名があり、questionnameが問題名、questiontextが質問文、A,B,C,Dが4択の選択肢文、Answer 1が正解の項目、Answer 2は複数正解の項目となります。
フォーマットに沿って4択問題を作成し、CSVファイルをUTF-8の文字コードで保存します。
CSVで作成した多肢選択問題は、コースの「問題バンク」にアップロードします。
CSVファイルをアップロードしたいコースに行き、「さらに」をクリックして「問題バンク」をクリックします。
「問題バンク」が表示されます。
カテゴリを選択し、左上の「問題」が表示されているメニューから「インポート」を選択します。
「ファイルから問題をインポートする」画面が表示されます。
「ファイルフォーマット」で「CSV Format」にチェックを入れます。
「ファイルから問題をインポートする」の「インポート」の枠内に、CSVファイルをドラッグ&ドロップします。
「インポート」をクリックします。
問題がなかったら「続ける」をクリックします。
「問題バンク」に4択問題がインポートされました。
インポートした4択問題をコースに追加してみます。
『5.1. 小テストを作成する』で作成した小テストをクリックします。
「問題を追加する」をクリックします。
「追加」をクリックして「問題バンクから」をクリックします。
「カテゴリを選択してください」でCSVファイルをインポートしたカテゴリを選択し、追加したい問題にチェックを入れ、「選択した問題を小テストに追加する」をクリックします。
小テストにCSVでインポートした問題が追加されました。
学生からは4択問題はこのように見えます。
5.3. 小テストに問題を追加する
『5.1. 小テストを作成する』で作成した小テストをクリックします。
メニューから「問題」をクリックします。
「追加」をクリックし、プルダウンの中から「新しい問題」をクリックします。
問題タイプの選択画面が表示されるので、設定したい問題タイプを選択し「追加」をクリックします。
問題タイプには以下のようなタイプがあります。
肢選択問題 | 単一または複数の解答を選ぶ問題です。 |
◯/✕問題 | 解答を◯か✕で答える問題です。 |
組み合わせ問題 | 各問題文に対して、正しい組み合わせとなる選択肢を選ぶ問題です。 |
ドラッグ&ドロップテキスト | 問題テキスト内の空き部分をドラッグ&ドロップで埋める問題です。 |
ここでは例として、多肢選択問題を選択します。
「▼一般」の設定
カテゴリ:問題を紐づけたい階層を指定します。
問題名(必須):問題の名称です。
問題テキスト(必須):問題文です。
デフォルト評点(必須):問題の評点です。
全般に対するフィードバック:解答者全員に表示するフィードバックです。
単一または複数解答(必須):解答時に選べる選択肢を単一にするか複数にするかの設定です。
選択肢をシャッフル:出題時に選択肢をランダムにシャッフルします。
「▼答え」の設定
選択肢(必須):選択肢の文言です。
評点:「▼一般」で入力した「デフォルト評点」に対する比率を選択します。
フィードバック:その選択肢に対して表示するフィードバックです。
「変更を保存する」をクリックします。
続けて問題を作成する場合は、「変更を保存して編集を続ける」をクリックします。
追加した問題が表示されます。
問題の出題順をシャッフルさせたい場合は、「シャッフル」にチェックを入れます。
虫眼鏡アイコンの「問題のプレビュー」をクリックします。
プレビューがポップアップして、実際の問題画面がどのように表示されるかを確認できます。
小テストに問題を追加したい場合、問題バンクから「ランダム問題」で追加すると便利です。(参照『5.2.』)
作成した小テストをクリックします。
「問題を追加する」をクリックします。すでに問題がある場合は、メニューの「問題」をクリックします。
「追加」をクリックして「ランダム問題」をクリックします。
「カテゴリ」から問題バンクのカテゴリを選択します。
「ランダム問題数」でランダムに追加する問題数を設定します。
「ランダム問題を追加する」をクリックします。
小テストにランダム問題が追加されました。
問題バンクの複数のカテゴリからランダム問題を追加して、「シャッフル」にチェックを入れることで小テストに、より複合的な問題を設定することができます。
5.4. 問題バンクを管理する
「問題バンク」を有効に活用する方法として、問題にコメントを付けたり、問題を編集して新しいバージョンに更新したりできます。
5.4.1. 問題コメントを付ける
「問題バンク」の問題にコメントを付けてみます。
サイトホームのメニューから「問題バンク」をクリックします。
「問題バンク」画面からカテゴリを選択します。
問題を選び、操作の「編集」から「プレビュー」をクリックします。
問題や正解を確認して、「コメント」をクリックしてコメントを入力します。
完了したら「コメントを保存する」をクリックします。
コメントが追加されました。下にさらにコメントを付けることもできます。
「プレビューを閉じる」をクリックします。
問題のコメント欄に数字が付きます。
ここをクリックするとコメントを確認したり、追加したりできます。
5.4.2. 問題のバージョン管理
「問題バンク」の問題を編集すると、常に新しいバージョンとして更新されます。
問題の操作の「編集」から「問題を編集する」をクリックします。
問題テキストや答えを編集します。
「問題ステータス」は、「準備完了」か「下書き」を選択できます。
問題の編集が完了したら「変更を保存する」をクリックします。
問題の「バージョン」に「v2」と表示されました。
さらに同じ問題を編集して、問題の操作の「編集」から「履歴」をクリックしてみます。
最初のバージョンから最新バージョンまでの問題の履歴が表示されます
古いバージョンの問題を再編集すると、最新バージョンとして更新されます。
8. ユーザーの学習状況を確認・設定する
8.1. 学習の進捗状況を確認する
コースの「学習履歴」から、コース内にある教材や、ユーザーの学習の進捗状況を確認することができます。
右上の赤色の「ブロックドロワ」をクリックして開き、「学習履歴」ブロックから確認したいコースの学習履歴をクリックします。(コース名は省略名で表示されています。)
コース画面の「レポート」の中の「活動完了」をクリックしても、同じ画面が表示されます。
クリックしたコースの学習履歴が表示されます。「ブロックドロワ」を閉じると広く表示できます。
学生が活動完了をした項目には、チェックマークが付いています。
テストなどで、合格点を満たしたものは緑のチェック、教師、管理者などが手動でチェックを入れたものは青のチェック、不合格は赤の✕印が付いています。
「スプレッドシートフォーマットでダウンロードする (UTF-8 .csv)」、または「Excel互換フォーマットでダウンロードする (.csv)」をクリックすると、データをダウンロードすることができます。
8.2. テスト結果を確認する
「マイコース」および「コース一覧」から、小テストを参照したいコースを表示します。
参照したい小テストをクリックし、「受験結果」をクリックします。
レポートに含む内容を「受験者」や「受験状況」で絞り込んで、「レポートを表示する」をクリックします。
この画面から再評定を行ったり、「テーブルデータをダウンロードする」のプルダウンでファイルの種類を選択して、データをダウンロードしたりできます。
8.3. コース完了設定
学生がコースを完了するための条件を設定することができます。
コース完了の条件を設定したいコースを表示させ、メニューの「さらに」から「コース完了」をクリックします。
「コース完了設定」画面が表示されます。
「完了要件」で「すべてのコンディションに合致した時点でコースが完了する」を選択し、コース完了に必要な活動完了項目を選択します。
「コンディション要求」で「選択された活動すべてを完了する」を選択します。
コース完了の条件にコースの評定を含めたい場合は、「コンディション: コース評定」を開きます。
「Yes」にチェックを入れ、「必須コース評点」に評点を入力します。
設定が完了したら、「変更を保存する」をクリックします。
12. 課題を活用する
12.1. 課題とは何か
課題とは、教師が学生の学習を向上させるために行う、コースの活動の一つです。
学生は出された課題に対して、教師から評定や評価をもらうために、ドキュメントやファイルを作成してコース上に提出します。
教師は、アップロードされたファイルを評定したり、コメントを付けたりできます。
課題には、テキストドキュメント、スプレッドシート、イメージ、オーディオやビデオクリップ等のデジタルファイルが使用できます。テキストエディタへのテキスト入力を求めることもできます。
12.2. 課題を設定する
マイコース」および「コース一覧」から、課題を設定したいコースを表示します。
画面トップの右端にある「編集モード」ボタンを右側にオンにします。
「活動またはリソースを追加する」をクリックします。
「活動」タブの中の「課題」をクリックします。
「新しい課題を追加する」画面が表示されます。
課題名(必須)を入力します。
課題用のファイルを追加します。
続けて下部の項目を設定します。
「▶ 利用」を開きます。
必要に応じて、開始日時、終了日時、リマインダーの「次の日時まで私に評定を思い出させる」を設定します。
「▶ 提出タイプ」を開き、必要に応じて「オンラインテキスト」や「ファイル提出」の課題のタイプを選択します。
「▶ フィードバックタイプ」を開き、フィードバックタイプの「オフライン評定ワークシート」と「フィードバックファイル」にチェックを入れます。
※「オフライン評定ワークシート」を有効にすると、教師が課題の評定時に学生評点のワークシートをダウンロードおよびアップロードできるようになります。
※「フィードバックファイル」を有効にすると、教師が課題の評定時に評価用ファイルをアップロードすることができます。
「▶ 利用制限」から特定の条件を満たした場合のみ、アクセス可能に設定できます。
「アクセス制限」から「制限を追加する ...」をクリックします。
ここでは、別の活動を完了した学生のみにアクセスを許可するために、「活動完了」を選択します。
ここでは、「前の活動完了」が「完了マークされる必要」という選択で、一つ前のコンテンツの活動完了を条件にアクセスを許可します。
「制限を追加する ...」で複数の活動完了や条件を追加することもできます。
「▶ 活動完了」を開きます。
「完了トラッキング」で、「条件を満たした場合、活動完了を表示する」を選ぶことをおすすめします。この設定をすることで、学習履歴で課題を提出したユーザーのチェックボックスが埋まります。
「閲覧を必要とする」で、「完了するには学生はこの活動を閲覧する必要があります。」にチェックを入れます(デフォルトではチェックが入っています)。
「評定を必要とする」で、「この活動を完了するには学生が評定される必要があります。」にチェックを入れると、学生が評定された時点で活動が完了したとみなされます。活動の合格点が設定された場合、合格および不合格アイコンが表示されます。
「完了するには学生はこの活動を送信する必要があります。」にチェックを入れます(デフォルトではチェックが入っています)。
完了日を設定したい場合、「Yes」をチェックして「期待される完了日」を設定します。
課題の追加をコースの参加者へお知らせしたい場合には、「コンテンツ変更通知を送信する」にチェックを入れます。
設定が完了したら「保存してコースに戻る」をクリックします。
編集が終わったら、「編集モード」ボタンを左側にオフにします。
12.3. 教師が課題を評価する
12.3.1. 個別に課題を評価する
課題を提出したユーザー一人ひとりを選択して、個別に課題を評価することもできます。
作成した課題をクリックします。
「評点」をクリックします。
「ユーザを変更する」プルダウンや矢印を使って、ユーザーを切り替えます。
ウィンドウ右部分をスクロールして、「評点」や「フィードバックコメント」を表示して設定します。
「フィードバックファイル」を表示して、「ファイル」部分に評価用ファイルを、ドラッグ&ドロップで追加します。
「学生に通知する」にチェックを入れます。
「変更を保存する」をクリックします。
課題のフィードバックが学生に通知されます。
学生が課題を参照すると、フィードバック欄にあるフィードバックファイルにアクセスできます。
12.4. オンラインテキスト課題を確認・評価する
課題の提出タイプをオンラインテキストに設定すると、コース上で確認して評点や評価を付けることができます。
「新しい課題の追加」画面で、「▶ 提出タイプ」を開き「オンラインテキスト」にチェックを入れて保存します。
ユーザーは、オンラインテキストのエディタを使って課題を提出できます。
オンラインテキストで提出された課題を確認してみます。
作成したコースの課題をクリックし、「すべての提出を表示する」をクリックします。
ユーザーの課題テキストの上の虫眼鏡アイコンをクリックすると、オンラインテキストが開きます。
オンラインテキストを確認したら「戻る」で前画面に戻り、評定を継続します。
13. アンケート(フィードバック)を活用する
13.1. フィードバックとは何か
現在のオンライン学習環境を、より良いものに改善するためにユーザーの調査を行うことができます。マネージャや教師は、学生からデータを収集することで、コースやコンテンツ、指導方針に反映させるヒントを得ることができます。
Moodleには「フィードバック」や「調査」といった、学生の意識や意見を収集するためのモジュールが複数用意されています。ここでは「フィードバック」モジュールを使った質問アンケートについて説明します。
「フィードバック」を使って、教師は多肢選択やテキスト入力などの質問タイプを設定し、学生からのフィードバックを収集することができます。必要に応じて、フィードバック回答は匿名にすることができます。
13.2. フィードバックを追加する
「マイコース」および「コース一覧」から、フィードバックを追加したいコースを表示します。
画面トップの右端にある「編集モード」ボタンを右側にオンにします。
「活動またはリソースを追加する」をクリックします。
「活動」タブの中の「フィードバック」をクリックします。
「新しいフィードバックを追加する」画面が表示されます。
名称(必須):フィードバックの名称を入力します。
説明:フィードバックの説明文を記入します。「コースページに説明を表示する」を有効にした場合、説明文がコースページのフィードバック名の下に表示されます。
▶ 利用
期間を設定したい場合、「Yes」をチェックしてフィードバック開始日時と終了日時を設定します。
▶ 質問および回答設定
「ユーザ名を記録する」の選択肢として、「匿名」か「ユーザ名を記録して回答と共に表示する」が選択できます。
▶ 回答送信後
「完了メッセージ」に、フィードバック完了後に表示するメッセージを記入できます。
▶ 活動完了
「完了トラッキング」で、「条件を満たした場合、活動完了を表示する」を選ぶことをおすすめします。この設定をすることで、学習履歴でフィードバックを完了したユーザーのチェックボックスが埋まります。
「閲覧を必要とする」で、「完了するには学生はこの活動を閲覧する必要があります。」と「フィードバックが送信された場合、完了として表示する」にチェックを入れます(デフォルトではチェックが入っています)。
完了日を設定したい場合、「Yes」にチェックを入れ、「期待される完了日」を設定します。
フィードバックの追加をコースの参加者へお知らせしたい場合には、「コンテンツ変更通知を送信する」にチェックを入れます。
「保存して表示する」をクリックします。
フィードバック画面から「質問を編集する」をクリックします。
「質問を追加する」のプルダウンから、フィードバックタイプを選択します。
フィードバックタイプには、おもに以下のようなものがあります。
多肢選択 | 多肢選択肢の中から選んで回答します。単一回答、複数回答などの選択タイプがあります。 |
多肢選択 (評定) | 多肢選択肢の中から選んで回答します。数値が各回答に紐づけられ、平均値などの測定が容易となります。 |
短文回答 | 最大文字数を指定した入力ボックスに回答を入力します。 |
ここでは例として、「多肢選択」の質問設定を行います。
「必須」にチェックを入れると質問の回答が必須となり、質問の右に必須マークが表示されます。
質問:質問文を入力します。
多肢選択タイプ :下記の回答形式が選択できます。
多肢選択 - 単一回答 | ラジオボタン形式の選択肢で、1つだけ選択できます。 |
多肢選択 - 複数回答 | チェックボックス形式の選択肢で、複数選択できます。 |
多肢選択 - 単一回答 (ドロップダウンリスト) | ドロップダウン形式の選択肢で、1つだけ選択できます。 |
「未選択」オプションを隠す:「単一回答」の場合に「Yes」を選択することで、「未選択」の選択肢が表示されません。
「分析時に空を省略する」:「Yes」を選択します。
多肢選択値:選択肢の文面を、一行ごとに改行して入力します。
ポジション:質問を何番目に挿入するかを設定します。
設定が完了したら「質問を保存する」をクリックすると、設定した質問がフィードバックに追加されます。
続けて質問を追加したい場合は、「質問を追加する」のプルダウンをクリックして、質問を追加していきます。
13.3. フィードバック結果を確認する
フィードバックを設置したコースに行き、フィードバックをクリックします。
フィードバックの概要が表示されます。「分析」タブや「回答を表示する」タブから、分析を行ったり、質問の回答を確認したりできます。
「分析」タブでは、回答のグラフ表示や「EXCELにエクスポートする」をクリックしてデータのダウンロードができます。
「回答」タブでは、ユーザーごとに質問の回答の確認ができます。
フィードバックの設定の「ユーザ名を記録する」で、「ユーザ名を記録して回答と共に表示する」を選択している場合には、「非匿名エントリ」にユーザー名が表示されます。
「テーブルデータをダウンロードする」のプルダウンからファイル形式を選んで、データをダウンロードすることができます。
17. バッジを活用する
17.1. バッジとは何か
バッジは、学生の学習達成やコース完了を祝福して応援し、学生の学習意欲を高めるのに役立ちます。授与されたバッジは、ユーザーのプロフィールに表示されます。
バッジには、「コースバッジ」と「サイトバッジ」の2つのカテゴリがあります。
「コースバッジ」は、コース内で行われているアクティビティに関連して、コースの登録ユーザーに授与されます。コースバッジの授与基準には、ロール別の手動発行、コースや活動の完了、授与済みバッジなどがあります。
「サイトバッジ」は、 サイト全体のアクティビティに関連してユーザーに授与されます。サイトバッジの授与基準には、ロール別の手動発行、一連のコース完了、授与済みバッジ、プロファイル完了、コーホートメンバーシップなどがあります。
バッジのクライテリア(判定基準)には、以下のようなものがあります。
ロールによる手動発行 | ネージャ、教師、編集権限のない教師などのロールをチェックして、選ばれたロールのユーザーがバッジを手動で授与します。 |
一連のコース完了 | 単一または複数のコースを選択し、コース完了条件を設定します。条件を満たしてコース完了と見なされたユーザーにはバッジが自動で授与されます。 |
授与済みバッジ | すでに授与済みのバッジを選択して設定します。たとえば多くのバッジを獲得したユーザーに「優秀ユーザー」バッジを授与できます。 |
プロファイル完了 | ユーザープロファイルの項目を指定して、項目を完了したユーザーにバッジを授与します。たとえば「ユーザ画像」を完了項目に指定して、ユーザーがプロファイル画像をアップロードすることを奨励します。 |
コーホートメンバーシップ | コーホートのメンバーに登録されると自動的に授与されます。「途中参加」などのコーホートを作成して、「ウェルカムバッジ」として活用できます。 |
17.2. コースバッジを設定する
「マイコース」および「コース一覧」から、コースバッジを設定したいコースを表示します。
メニューの「さらに」をクリックして、「バッジ」をクリックします。
「新しいバッジを追加する」をクリックします。
ここでは例として、コースを完了したユーザーにバッジを付与することにします。
※コース完了については『8.3. コース完了設定』を参照してください。
「新しいバッジ」画面が表示されるので、必要な項目を入力します。
名称(必須)にバッジの名称を入力します。
説明(必須)バッジの説明文を入力します。
バッジのイメージ(必須)をドラッグ&ドロップします。
▼ バッジ有効期限:バッジに有効期限を設定したい場合、「指定期日」や「相対期限」が指定できます。
設定が完了したら「バッジを作成する」をクリックします。
続いて、バッジを授与するクライテリア(認定条件)を設定するため、「バッジクライテリアを追加する」から「コース完了」を選択します。
「コース完了」で「必要最小評点」や「完了日」の条件を設定します。
設定が終わったら「保存」をクリックします。
ユーザーがバッジを取得できるように、「アクセスを有効にする」をクリックします。
「バッジアクセスの変更」画面で「確認」画面が表示されるので、「続ける」をクリックします。
※バッジが発行されるとバッジはロックされ、クライテリアなどの設定変更はできなくなります。
作成したバッジのクライテリアに「ロールによる手動発行」を選択した場合の、手動発行の方法について説明します。
ここでは例として「成績優秀」という名称のバッジを作成して、クライテリアに「ロールによる手動発行」を選択します。
「ロールによる手動発行」で、「マネージャ」「編集権限のない教師」「教師」など、バッジの手動発行を許可するロールをチェックして「保存」をクリックします。
バッジのアクセスを有効にした後、バッジ画面の「取得者」をクリックし、「バッジを授与する」をクリックします。
バッジの授与に使用したいロールを選び、「◀バッジを授与する」でユーザーを選んでバッジを授与します。
17.3. サイトバッジを設定する
サイトバッジの設定は、基本的にはコースバッジと同様の手順です。(17.2.参照)
ここでは、複数のコースを完了したユーザーにバッジを授与するように設定してみます。
サイト上部のナビゲーションメニューの「サイト管理」をクリックします。
「一般」タブをクリックし、「バッジ」の中の「新しいバッジを追加する」をクリックします。
「新しいバッジ」画面が表示されるので、必要な項目を入力します。
名称(必須)にバッジの名称を入力します。
説明(必須)バッジの説明文を入力します。
バッジの画像(必須)をドラッグ&ドロップします。
▶ 発行者詳細:名称(必須)にサイト名などを入力します。
設定が完了したら「バッジを作成する」をクリックします。
「バッジクライテリアを追加する」で「一連のコース完了」を選択します。
「コースを追加する」の「検索」枠から、バッジの条件となるコースを選択します。
「コースを追加する」をクリックします。
「一連のコース完了」で、それぞれのコースのバッジ条件を「必要最小評点」や「完了日」で設定します。
「このクライテリアは以下の場合に完了します...」から、「選択したすべてのコースを完了する」もしくは「選択したコースのいずれかを完了する」にチェックを入れます。
設定が終わったら「保存」をクリックします。
続いて「アクセスを有効にする」をクリックして、バッジを利用可能にします。
「バッジアクセスの変更」画面で「確認」画面が表示されるので、「続ける」をクリックします。
※バッジが発行されるとバッジはロックされ、クライテリアなどの設定変更はできなくなります。
「バッジを管理する」画面で、作成したサイトバッジを確認してみます。
「サイト管理」>「一般」>「バッジ」から「バッジを管理する」をクリックします。
「取得者」の数字をクリックするとバッジ取得者が確認できます。
「操作」のアイコンでは、「バッジアクセスの有効・無効」「バッジの編集」「コピー」「削除」を行うことができます。
20. 各種レポートを活用する
20.1. カスタムレポートを活用する
20.1.1. カスタムレポートとは何か
「カスタムレポート」とは、サイト全体のコースやユーザーの情報、学習状況を確認するためのレポート機能です。
さまざまなレポートソースとコンディションやフィルタを組み合わせて、求める情報を取得できる柔軟なレポート設定と、自動配信スケジュール設定が特徴です。
20.1.2. カスタムレポートを活用する
「カスタムレポート」を作成してみます。
サイト上部のナビゲーションメニューの「サイト管理」をクリックして「レポート」を選択します。
「レポートビルダ」の中の「カスタムレポート」をクリックします。
「カスタムレポート」画面から「新しいレポート」をクリックします。
「新しいレポート」画面で、レポートの「名称」と「レポートソース」を設定します。
レポートソースとして取得できるデータには、グループ、コース、コース参加者、コーホート、バッジ、ファイル、ユーザなどがあります。
ここでは例として「コース参加者」をレポートソースとして選びました。
「保存」をクリックします。
レポートの「エディタ」画面が表示されます。
ここでは例として、すべてのコース参加者の学習進捗状況を確認するレポートを作成してみます。
レポートのカラムとして、「コース」の「リンク付きコースフルネーム」、ユーザの「リンク付きフルネーム」、登録の「ロール」「ステータス」、「コース完了」の「完了」「学生の進捗」「受講日数」「評点」、「コースアクセス」の「コースへの最終アクセス」を+で追加しました。
「コンディション」と「フィルタ」はデータをフィルタリングするもので、前者はユーザは解除できず、後者はユーザが閲覧時に自由に設定できます。ここでは「コンディション」に「登録・ステータス」を加え、「アクティブ」と「等しい」に設定してアクティブなユーザのみ表示します。
「並び替え」は、レポート内のカラムの初期並び順を定義します。
「カードビュー」では、モバイルデバイスで表示する際のカラム数を設定できます。
カラム説明の左端の十字アイコンをドラッグすると、カラムの順番を移動できます。
カラム説明の右端の「✕」アイコンをクリックすると、カラムを削除できます。
「プレビュー」をクリックしてカスタムレポートをプレビューしてみます。
「フィルタ」を利用すればデータをフィルタリングできます。
「編集」をクリックすると元の編集画面に戻れます。
カスタムレポートのデータはページ下部から、ファイル形式を選択してダウンロードすることができます。
続いて、カスタムレポートの配信先となる「オーディエンス」タブをクリックします。
ここではオーディエンスとして「サイト管理者」と「割り当て済みシステムロール」から「マネージャ」を追加しました。
「変更を保存する」をクリックして、続いて「スケジュール」タブをクリックします。
「スケジュール」タブが表示されます。「新しいスケジュール」をクリックします。
「新しいスケジュール」画面でレポートの配信スケジュールを設定します。
「名称(必須)」に配信スケジュールの名称を入力します。
「フォーマット」で配信レポートのデータフォーマットを設定します。
「開始日」と「頻度」を設定します。
「オーディエンス」から配信対象者を設定します。
「メッセージコンテンツ」に「件名(必須)」と「本文(必須)」を入力します。
「設定」が完了したら「保存」をクリックします。
「スケジュール」にレポート配信スケジュールが表示されます。
続いて「アクセス」タブをクリックして、配信先のユーザを確認します。
問題なければ、上部の「閉じる」をクリックして「カスタムレポート」画面に戻ります。
「コース参加者」というカスタムレポートが表示されています。
歯車アイコンの「操作」をクリックすると、「レポートコンテンツを編集する」、「レポート詳細を編集する」、「レポートを表示する」、「レポートを削除する」を実行できます。
20.2. ログを活用する
20.2.1. ログとは何か
ログとは、ユーザーがコースやサイトに対して行った行動の記録です。
ログを取得することによって、サイトの問題やトラブルの原因、学生のコース活動への参加状況などを分析することができます。
ログに対して、期間やユーザー、立場や活動の種類などのフィルタを使用することで、汎用的な問題から具体的な行動まで、様々な観察を行うことが可能です。
20.2.2. コースログを活用する
コースの活動の参加や教材の利用状況を知りたい場合は、コースにアクセスしてからコースログを取得します。
「コース一覧」からコースログを取得したいコースを表示します。
メニューの「レポート」をクリックし、「ログ」をクリックします。
コースの「ログ」画面が表示されます。
プルダウンメニューでログの対象を選択します。
現在のコースか他のコース、「すべての参加者」か特定のユーザー、「すべての日付」か特定の日付、「すべての活動」か特定の活動を選びます。
「すべてのアクション」:他に「作成」「表示」「更新」「削除」「すべての変更」が選択可能です。
「すべてのソース」:他に「リストア」や「ウェブサービス」などを対象にできます。
「すべてのイベント」:他に以下のタイプが選択可能です。
教える | 小テストをアップロードするなど、教師により実行されるアクションです。 |
参加する | フォーラムに投稿するなど、学生により実行されるアクションです。 |
その他 | 教師と学生以外のロールのユーザーにより実行されるアクションです。 |
「これらのログを取得する」をクリックします。
例として、アクションの種類を「作成」に、イベントの種類を「参加する」に指定したログを表示します。
各プルダウンの条件を変更した場合は、再度「これらのログを取得する」をクリックします。
ログのデータはページ下部から、ファイル形式を選択してダウンロードすることができます。
20.2.3. サイトログを活用する
ユーザーがサイトに対して行った行動の記録は、サイトログを取得して確認できます。
サイトホームから、メニューの「レポート」をクリックします。
「レポート」の中の「ログ」をクリックします。
「サイト管理」>「レポート」>「ログ」でも表示されます。
サイト「ログ」画面が表示されます。
プルダウンメニューでログの対象を選択します。
サイトか特定のコース、「すべての参加者」か特定のユーザー、「すべての日付」か特定の日付を指定します。
「すべての活動」:もしくは「サイトエラー」を選択できます。
「すべてのアクション」:他に「作成」「表示」「更新」「削除」「すべての変更」が選択可能です。
「すべてのソース」:他に「リストア」や「ウェブサービス」などを対象にできます。
「すべてのイベント」:他に以下のタイプが選択可能です。
教える | 小テストをアップロードするなど、教師により実行されるアクションです。 |
参加する | フォーラムに投稿するなど、学生により実行されるアクションです。 |
その他 | 教師と学生以外のロールのユーザーにより実行されるアクションです。 |
「これらのログを取得する」をクリックします。
例として、アクションの種類を「作成」に、イベントの種類を「参加する」に指定したログを表示します。
各プルダウンの条件を変更した場合は、再度「これらのログを取得する」をクリックします。
ログのデータはページ下部から、ファイル形式を選択してダウンロードすることができます。
20.3. 活動レポートを活用する
20.3.1. 活動レポートとは何か
活動レポートは、コースやサイトの活動やリソースの閲覧数を表示するレポートです。
20.3.2. コースの活動レポートを活用する
「マイコース」および「コース一覧」から、活動レポートを表示したいコースを表示します。
メニューの「レポート」をクリックし、「活動レポート」をクリックします。
選択したコースの「活動レポート」が表示されます。
活動内容、閲覧件数と閲覧ユーザー数、最終アクセスの日付が表示されます。
「フィルタ」をクリックして開き、特定の期間を指定することができます。
「From」と「To」で「Yes」をチェックして期間を設定します。
期間を変更したら下部の「フィルタ」をクリックすると、設定した期間の「活動レポート」が表示されます。