2025/06/17Moodle使いこなし術

 Moodle使いこなし術⑧|ユーザー全体にもコース単位でもメール通知!一斉送信・リマインド方法まとめ



モモさんの紹介

*日本一Moodleに詳しい!イオマガジンの社員
*Moodleの便利な使い方を日々研究している
*コウハイ君に教えるのが好き
*口ぐせは「Moodleのことはモモさんにお任せ!」

先輩、Moodleで受講者に一斉にメールを送りたいんですけど、どうすればいいですか?

目的によってやり方が違うのよ。Moodleでは“全体向け”にも“コース単位”にも送れるの

えっ、そんなことまでできるんですか!詳しく知りたいです!

Moodleでユーザーに連絡する2つのパターン


Moodle 4.0には、ユーザーに連絡を取るための機能がいくつか用意されています。

今回は、以下の2つのパターンに分けて、その方法をご紹介します。

1. 全受講生に一斉連絡を送りたい場合

例えば「新年度の人事方針についてのメッセージを全社員に送信したい」「全社的な社内イベントの開催通知を送りたい」といった場合、Moodleの一括送信機能が活用できます。

これにより、全受講者に対して漏れなく情報を届けることが可能になります。

大規模な周知が必要なケースでは、全ユーザーに対して一括でメールやメッセージを送信することで、確実に情報を届けることができます。

サイト管理者権限があれば、部署や職種などの属性ごとに対象を絞って送信することも可能です。

2. 各コース単位で受講者に通知したい場合

例えば「新しい課題をコースに追加したことを知らせたい」「今週末が提出締切の課題があるので、受講者にリマインドを送りたい」といったケースでは、Moodleの各コース内での通知機能が役立ちます。

コースの「参加者リスト」から特定のユーザーを選んで直接メッセージを送ることもできます。また、Moodleをカスタマイズすることで、未受講者に対する自動催促メールの配信も可能です。

授業の進行に応じて、講師やコース管理者が受講者に連絡を取りたいシーンは多々あります。

特に、課題提出の締切前後や講義未視聴者へのフォローなど、タイムリーな対応が求められる場面では、Moodleの機能を活用することでスムーズに一斉通知や個別対応が可能になります。

Moodleに登録しているユーザー全体にメールを送るには?


管理者メッセージ機能を使う

Moodleでは、サイト管理者が全ユーザーに一斉メッセージを送信できます。特に“全受講者”に向けたお知らせや注意喚起に有効です。

①「サイト管理」→「ユーザー」→「バルクユーザー操作」へ進む

②ユーザリストから「すべてのユーザ」などを選択し、「選択したユーザに対して…」の項目で「メッセージを送信する」を選び「Go」をクリック

③メッセージ本文を入力し「変更を保存する」をクリック

④確認画面の内容が正しいことを確認したら「Yes」をクリック

これで、登録しているユーザー全体にメッセージが配信されます。

コース単位でユーザーにメールを送るには?


コースごとに連絡を取りたい場合には、以下の方法があります。

1.メッセージ機能を使う

コース受講者全員、または受講者を選択して直接メッセージを送信することが可能です。ちょっとした短文の連絡事項をアナウンスする時に便利な機能です。

①コースを開き、ナビゲーションメニューの「参加者」をクリック

②対象者(または全員)をチェックボックスで選択し、「選択したユーザに対して…」の項目で「メッセージを送信する」を選択

③メッセージ本文を入力し、「メッセージを送信する」をクリック

これで選択したコース内のユーザーにメッセージ送信が完了しました。

2.IO Moodleの機能「クイックメール」を使う

イオマガジンオリジナルのeラーニングシステム「IO Moodle(イオムードル)」には「クイックメール」という機能が搭載されています。

この機能を使えば、各コース内で受講者にメールを送ることができ、より柔軟な連絡手段として活用できます。

例えば、グループワークの担当割りをコース受講者に送信したいときなど、詳細情報をメール送信したいときに便利です。標準のメッセージ機能ではMoodle内の通知が中心ですが、クイックメールを使うと件名やCC、添付ファイルなども設定でき、実際の業務連絡に近い形式で送信できます。

<使い方>

①対象のコースにアクセスし、右側のブロックドロワを開きます。「クイックメール」ブロックから「コースメッセージを作成する」をクリック

②「送信対象」を選び、件名と本文などを入力して「メッセージを送信する」をクリック

これでコース受講者へのメール送信は完了です。

3.IO Moodleの機能「自動配信催促メール」を使う

「IO Moodle(イオムードル)」には、課題未提出や講義未視聴のユーザーに対し、自動で催促メールを送る機能も搭載されています。

・動画視聴完了チェックと未視聴者への自動通知

・課題未提出者への定期リマインダー

リマインドメールは「未受講者をチェック→個別にメール配信」と、思いのほか手間のかかる作業です。そんな時、催促メールの自動配信機能はとても役立ちます。

まとめ:Moodleで連絡・リマインドをもっと手軽に効率化


Moodleには、企業内での研修連絡や業務連絡に活用できるさまざまな通知手段が用意されています。

・全社員などサイト全体への一斉通知 → 「バルクユーザー操作」機能を使って送信
・コース受講者に短文の連絡 → 「参加者へのメッセージ送信」機能で対応
・コース受講者へメール送信→IO Moodle(イオムードル)の機能「クイックメール」を使う
・未受講者へのリマインド → IO Moodle(イオムードル)の機能「自動配信催促メール」を使う

「研修の開始をすべての社員に周知したい」「まだ課題を提出していない社員にだけリマインドを送りたい」といった企業内の要望も、「Moodle(ムードル)」の標準機能や拡張で柔軟に対応できます。ぜひ使ってみてください!

イオマガジンでは、「Moodle(ムードル)」管理者のためのサポートメニューも充実しています。お気軽にお問い合わせください。

■「Moodle(ムードル)」とは?

eラーニングプラットフォーム「Moodle(ムードル)」は、現在、世界で4.0億人が利用しているeラーニングシステムです。レスポンシブデザイン採用のため、PCやタブレット、スマホなど、デバイスを選ばずに使えるマルチプラットフォーム型になっています。無償で配布されるアプリ(iPhone、アンドロイド)をご利用いただければ、通信環境がないところでも学習可能です。
配信コンテンツは、テキスト・PDF・動画・HTML5・SCORMなどにも対応。テストも、○×式・4択式・記述式・穴埋め式など、多彩な形式に対応しています。
大学や病院、大企業を中心に日本での導入実績も多く、使いやすいと評判のオンライン学習システムです。

■「IO Moodle(イオムードル)」とは?

「IO Moodle(イオムードル)」は、従来の「Moodle(ムードル)」に足りていない機能を独自でカスタマイズし、社員スキル向上に役立つ機能を搭載したeラーニングシステムです。
「Moodle(ムードル)」は世界240カ国以上、約4億人が利用する便利なeラーニングシステムですが、イオマガジンがサポートするお客様からは「こんな機能があったらいいのに…」というご要望を多々お聞きします。そこで、イオマガジンでは、お客様のご要望が多かった”動画制御”や”催促メール”をはじめとする便利な機能を標準搭載したオリジナルパッケージ「IO Moodle(イオムードル)」を開発しました。

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■イオマガジンとは?

イオマガジンは、スタンダード市場上場の「城南進学研究社」のグループ会社であり、また「Moodle(ムードル)」の正式パートナーです。日本の大学や病院、企業さまに対し、「Moodle(ムードル)」の構築・運用・カスタムなどをサポートしています。「何度でもチャレンジできるセカイを」をモットーにしながら、人生100年時代の大人の学び(リカレント教育)をサポートしています。

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