英語で積極的に話す機会を~普連土学園を訪ねる(14)

 写真:普連土学園本校舎へのアプローチ

―――――お二人はどのように日本語を学ばれたのですか。昔から日本に興味をお持ちだったのですか。

オコナー先生
「私が生まれ育ったアイルランドは、あらゆる面で日本とはまったく違うので興味を持ちました。今も日本に興味があります。日本語は、日本に来てから勉強しました。」

スティフラー先生
「私はアメリカのミシガン州の出身ですが、田舎ということもあり、珍しいものに惹かれて高校時代から日本語の勉強を始めました。
 当時はサテライトテレビ(日本のケーブルテレビ)と電話を利用して、テキサス州の先生から日本語を学びました。
 私が高校生だった1995年頃は、パソコンもインターネットもそれほど普及していませんでした。サテライトテレビを利用して、ようやく日本語を勉強することができたのです。最初の1年間はアメリカ人の先生に教わり、2年目からは日本人の先生に学びました。」

―――――ご自身が日本語を勉強するときにどのような教材を使いましたか?

スティフラー先生
「私たちの場合は、周りの人の会話や、日本人の友だちとの会話などが日本語教育の良い教材になりました。ところが、日本にいると英語に触れる機会は、まずありません。そこで、インターネットが役に立つのではないかと思います。」

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画像:FGSウェブキャンパス:中1 : English – Oral Communication / Listening Comprehension

―――――生徒たちにiPadを渡して、自分たちで録音したスピーチを元にビデオを制作させる、といった試みもされているようですね。

スティフラー先生
「英語学習の際に、生徒に目的を持ってもらうための方法の1つとして、アドビ・ボイスというアニメーションビデオを作成し共有できるアプリを使いました。
 外国語を学ぶには、目的がないとやる気も起こらないし、動機が弱いと長続きもしません。
 生徒たちが自分のストーリーを語りやすくするために、このアプリを使用しました。生徒たちがそれぞれ話したいことを話すことに価値があるのです。
 『自分が普連土学園で学んだ3つの重要なことは何か』といったテーマを選ぶと、話す目的も明確になります。
 英語を身に付ける理想的な方法は、やはり英語を使って多くの人と話すことです。これを実現するため、外国にある普連土学園の姉妹校の生徒たちと、スカイプで直接英語で対話を行いました。これまで、アメリカの学校とオーストラリアの学校と話す機会を作りました。5人対5人で話すとあまり話す時間がないので、今後は1人対1人で話せるようにしたいと思っています。」

―――――ICTの進化や普及によって、英語教育は変化していると思いますか?

スティフラー先生
「ICTが進化しても、英語教育に対する基本的な考え方はそれほど変化していないと思います。しかし、時代や環境が変わると、同じ考え方をしていても同じ結果にはならないので、ツールや方法を変えるしかないと思います。
 例えば東京でオリンピックを開催することについて英語で議論してエッセイを書く。そしてエッセイを姉妹校の生徒たちに送信し、意見をもらう。今後、スカイプでこのようなディベートを行えればと思っています。
 文法的な問題は別として、今の生徒は自由に話せるようになってきていると思います。」

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画像:ESSでは英語劇のリハーサルを録画し、部員向けにFGSウェブキャンパスへアップロードしている


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